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6月, 2017

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ドキュメンタリー映画の魅力とは。

マイケル・ムーアは、ドキュメンタリー映画の監督として「ボウリング・フォー・コロンバイン」「華氏911」など、世界的にも高い評価を得ています。

ドキュメンタリー映画の魅力を語る前に、まずは「ドキュメンタリー映画とは何なのか」についてみてみましょう。

ドキュメンタリー映画とは、劇映画(フィクション映画)と比較して「より事実性の高い映画」のことをいいます。

「実在する人物」「実際に起きた事件・事象」をテーマとして作品が作られていきます。

もちろん、フィクション映画でも人物、事件をテーマとしている作品は多数ありますが、特別に作られたセットの中で俳優が演じていますよね。

ドキュメンタリーではセットや俳優を使うことなく、基本的には「当事者本人」が登場して「実際の現場」にて撮影されます。日本でいうところの「記録映画」をイメージすればわかりやすいでしょうか。

また、ドキュメンタリー映画は単純に事実を映し出すだけではなく、「なぜその事件が起きたのか?」まで検証されていることがほとんどです。

「ボウリング・フォー・コロンバイン」でも、「コロンバインで銃乱射事件があった」という事実を伝えるだけではなく、「なぜ他の国にも銃はあるのに、アメリカはこんなにも銃乱射事件が多いのか?」まで深掘りされていますよね。

次に本記事のメインテーマである、「ドキュメンタリー映画の魅力」について見ていきましょう。

まずドキュメンタリー映画の魅力には「知ることの喜び」があります。

人は誰しも「知識を得たい」という欲望を持っています。ドキュメンタリー映画では、人間が本能的に持っている「知識欲」を刺激してくれるのです。

今まで知らなかったことを初めて知った時に、「何だかひとつ賢くなったな」という爽快感がありますよね。

また、登場人物の成長をリアルに感じ取れるのも、ドキュメンタリー映画の魅力のひとつになるるでしょう。

例えば、少女の更生施設をテーマにした作品であれば「こんな現状があるのか」と新しいことを知識として得ることができます。

そして、「過ちを犯したかもしれないけど、ここまで更生できたんだな」と、登場人物が当事者本人であるために、より心情や行動の変化に感情移入がしやすくなるのです。

劇映画であれば、「物語を通じて非現実を楽しむ」ことが魅力となるでしょう。

一方のドキュメンタリー映画では「新しいことを知る喜び」を感じられることと「登場人物へのより深い感情移入ができる」ところに大きな魅力があると言えます。

今後も、事実をとことん掘り下げ、リアルな現状を知ることのできるマイケル・ムーア監督のドキュメンタリー作品から目が離せませんね!