10/12(水)ブルーレイ&DVD発売!映画『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』公式サイト

2月, 2017

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マイケル・ムーアとは一体何者なのか??

「ボウリング・フォー・コロンバイン」「華氏911」「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」など、数多くのドキュメンタリー映画を作り出している「マイケル・ムーア」とは一体何者なのでしょうか?

マイケル・ムーアは1954年、アメリカ合衆国ミシガン州フリントで、アイルランド系の家庭に生まれました。

高校卒業後は大学を1年で退学し、22歳で地元紙「The Flint Voice」の刊行をきっかけに、社会派ジャーナリストとしての活動を開始していきます。

そして、ムーアが35歳となった1989年に1つの転機が訪れます。

ミシガン州フリントにおける、ゼネラルモーターズ(GM)の工場閉鎖、大量リストラを受けて製作した「ロジャー&ミー」で映画監督デビューを果たしたのです。

マイケル・ムーアの映画は、権力者や企業のトップなど臆することなく「アポなし取材」で撮影されることが話題となっています。

「ロジャー&ミー」においても、当時のゼネラルモーターズ会長に何度もアポなしの突撃取材を試みています。デビュー作から、怖いもの知らずの果敢な撮影がなされていたのですね。

その後、映画監督として大きな転機となったのは、2002年に製作された「ボウリング・フォー・コロンバイン」になるでしょう。

実際に起こった、高校生による銃乱射事件(コロンバイン事件)をテーマとして作られた作品で、アメリカの抱える銃社会の闇を描き出しています。

本作品では「カンヌ国際映画祭55周年特別賞」「アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞」を受賞し、ドキュメンタリー映画界において確固たる地位を築くことになりました。

2004年「華氏911」も世界的に高い評価を得ることになり、カンヌ国際映画祭での最高賞となる「パルムドール」を受賞します。

本作品ではアメリカ同時多発テロへの対応と、イラク戦争開始に対するジョージ・W・ブッシュ政権への批判の意味も込められています。

その後も「シッコ」「キャピタリズム マネーは眠る」など、アメリカの抱える社会問題を取り上げた映画を次々と世に送り出しています。

マイケル・ムーアが作るドキュメンタリー映画の特徴として、まずは「アポなし取材」があげられるでしょう。取材される相手の準備していない、素の反応を見ることができるのです。

また、深刻なテーマを扱いつつ、編集の各所にはユーモアも含まれているために、気楽に楽しめるという点もムーアの特徴としてあげられます。

2015年に製作された「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」では、これまでとは打って変わって、コミカルな面を強く出した、新しい試みがなされた作品となっています。

今後とも、マイケルムーアからどのような作品が作られていくのか、楽しみで仕方がありませんよね。